春日神社 (平田春日神社)


大和国葛下郡
奈良県葛城市當麻272
(P無し、山麓線・県道30号線沿いの「市営當麻観光駐車場」1日620円利用、または下部写真参照)

■祭神
天児屋根命


當麻寺(たいまでら)という仏教施設の東の参道沿いに栄えた門前町に鎮座する社。
◎創建由緒等については伝わっていないようです。明治二十四年の「神社明細帳」にも創立不詳と記されます。現状遡られるのは石灯籠の延宝六年(1678年)まで。
◎当地は當麻村(たぎまむら)万歳郷「平田荘」。古代豪族の當麻氏(読みは下部*にて)の本貫地であったものの、中世頃には高田氏として現在の大和高田市へと拠点を移していたもよう。その頃の産土神は三和町の天神社ではないかと推察されます。
一方で当地は「摂関家領平田荘」となっており、春日社が鎮座するのはその影響かと。また創建もその頃ではないかと考えています。當麻氏一族の万歳氏(まんざいのうじ)の支配も及んでいたようです。


*「當麻氏」の読みについては古くは「たぎま」、後に「たいま」「とうま」など。


写真は當麻寺線(県道160号線)。この石灯籠のあるところを北へ。当日は当社より南へ200mほどの東西に走る広い道(駐停車禁止は無し)沿いの近隣に邪魔にならない所に停め置き5分余り歩きました。

北へ曲がったところがこちら。