☆ 一本松古墳・北山古墳 (虎御前山)



近江国浅井郡
滋賀県長浜市中野町1427
(「虎御前山」全体のP有り)



「八相山(はっそうざん)」は「虎御前山」とも称され、式内比定社 矢合神社が鎮座する霊峰。標高は229mと低山。

古墳が先か神社が先かは不明。

かつては数多くの古墳が築かれていたようですが、織田信長が浅井長政を攻める際の砦が多く築かれ、しかも古墳を利用して造ったためにほとんどが破壊済み。

現在は2基のみやや崩れた姿で残っています。
それぞれの配置は絵地図が載った案内板を写した下部写真にて。

一本松古墳については詳細不明。
現況では10m程度の円墳のように見受けられます。

北山古墳は全長43mの前方後円墳。
長さ5.6mの割竹型木棺があったとされています。舶載鏡、鉄短甲、鉄剣、鉄刀子が出土しているようです。

時代は古墳時代から奈良時代にかけての…とされているため、前方後円墳である北山古墳は古墳時代のものと思われます。

当地は物部氏の勢力範囲であったという説もあり、一族のものかとも思われますが詳細は不明。




駐車場は「虎御前山」全体のもの。戦国時代の史跡もあれば、大型遊具の公園もあってテーマパーク化しているため、週末は車が溢れかえっている可能性も。

矢合神社の鳥居を潜り向かいます。

緩やかな勾配の参道を200m近く歩きます。

以下、一本松古墳。



この写真以下は北山古墳(冒頭写真を含む)。