☆ 山津照神社古墳



近江国坂田郡
滋賀県米原市能登瀬390 (山津照神社境内)
(山津照神社のP利用)


■形状
前方後円墳
■全長
46.2m(案内板には推定63mとある)
■築造時期
6世紀中葉
■埋葬施設
横穴式石室、家型石棺
■出土品
*内行花文鏡、獣文鏡、五鈴鏡
*金銅製装身具残片、三輪玉、鹿角製刀子、馬具、勾玉、管玉、切子玉
*器台、大甕、有蓋高杯
*円筒埴輪、朝顔型埴輪、石見型埴輪
■周辺の状況
一帯は息長氏の拠点で息長古墳群が形成
■被葬者
息長宿禰王とするのが有力



豊富な情報量、親切丁寧な解説
滋賀県教育委員会による案内板が立てられており、私などが口を挟む余地はありません。

滋賀県神社庁といい、文化水準の高さが窺えます。かつて日本の中心であり、古代の長きに渡り都があったどこかの残念な県とは大違い。

神社も古墳や史跡なども
日本の歴史遺産に対しての取り組み方、保存の仕方、公開の仕方など、
滋賀県はとても素晴らしい!

以下、撮影した写真を掲げておきます。


一点だけ補足を。

当地に息長氏が進出する上で重要な要素であったと思われるのは、「琵琶湖」「伊吹山」であったと考えています。
そして神奈備山は「日撫山」であったと。

墳丘は雑木林となっていますが取り払うと、
おそらくその3ヶ所はとても美しく見え、遥拝することができたことと思います。