☆ 河内風穴
(かわちのふうけつ・かわちのかざあな)



近江国犬上郡
滋賀県犬上郡多賀町河内宮前
(入場料500円、駐車料金90分400円)



総延長10,020m(日本国内第4位)もあるという石灰洞(鍾乳洞)。

奥の方は未知の部分も多く、全容解明には至っていないようです。総延長も今後の調査次第で変更される可能性もあるとか。

鈴鹿山脈の北西末端に位置。
「芹川」の上流にあり、下流には多賀大社やその奥宮と言われる調宮神社が鎮座します。

当ブログにおいては石灰洞そのものに関心があるわけではないので、詳細を知りたい方は → Wikipediaへ。

風穴の内部へも踏み込んでいません。

関心は古代人による信仰があったのかどうか。
知られるところでは、役行者の修行があったとされます。

何でもかんでも役行者に仮託される風潮があるため、なんとも言えないところですが。

信仰の関心は源流へと向かうのが定説であり、
「芹川」のかなり上流に位置することから、やはり太古の人々にも知られた風穴だったのではないかと思います。

史跡入口には八幡神社が鎮座していますが(後ほど記事UPします)、特に風穴入口や中には祭祀跡等は見つかっていません。

風穴の上部は剥き出しになった岩盤。こちらも含めて信仰の対象であったように考えます。












石灰洞内部。

撮影技術が伴わないないため、残念な結果に。


風穴上部の剥き出しになった岩盤。信仰対象としては十分なものと思います。