☆ 禁酒の神 沖玉夫婦石



伊勢国飯野郡
三重県松阪市上川町3269
(※民家の敷地の一角であり要配慮)
(P無し、駐車は下部写真参照)



松阪市「上川町(かみがわちょう)」の民家の敷地内、「伊勢街道」沿いに面した史跡。

「禁酒の神」とされる、2体の石が座しています。二見興玉神社の「夫婦石」に関連付けた名称かと思います。断ち物の信仰でしょうか。

案内板は破れてしまっているため、ネット上の写真から表記文を拾いました。
*誤植と思われる部分は修正を施し、他は原文のまま掲載しておきます。

「通り上川の酒井家の屋敷内に禁酒の神様が祀られています。昔、夫婦石は屋敷東の池のそばにありました。この石にお酒をかけて困りごとをお祈りすると不思議にも願いがかなうということでとても評判になったそうです。そのことが当時の庄屋の耳に入り、庄屋の庭園へ持って行き祀ることになりました。しかし、その夜から毎晩のように石が元の屋敷に帰りたいと夢の中で訴えるので元の場所に返したということです。それ以来、酒井家で祀っているそうです。
この夫婦石はお酒が好きで、ここの神様にお酒をかけ、酒を預かっていただくようお祈りをすると、だんだんお酒を飲まなくなると言われています。今では断酒の神様ということで大切にされています」


20~30m東方の「通り上川町公民館」の北西角に停め置きました(八柱神社の参道前から撮っています)。