高田大神社


大和国添下郡
奈良県大和郡山市高田町473
(P無し、近隣コインP等利用)

■祭神
大物主命


豊臣秀吉の弟、秀長が城主として君臨した「郡山城」。そのかつての城下町の外堀の、外側に隣接して鎮座する社。境内に南面する東西の通りは、「高田町大門」から東へ延びた通りで、城の「外町」と称されていたらしく、現在も古い店の軒が並んでいます。
◎「壷明神」と掲げられた扁額。石灯籠にも同様に刻まれています。これは当地が「壷ヶ崎」などと称されていたことによるものとか。その地名由来は不明。かつて当地付近を「秋篠川」が流れていたからとする資料も見受けられますが、「壷」と「川」を結びつける根拠は示されていません。
◎創建由緒は伝わっていないようです。ご祭神は大神神社からの勧請と思われます。仮に「壷」が「甕(かめ)」から転じたものと考えれば、大物主櫛甕玉命の「甕(みか)」を源としているのかもしれません。
◎単に「大神社」と称することもあるとか。こうしてみると「大神神社」の「神」が一字抜け落ちたと言えそうです。


ここからが神域のようですが、事実上一般道路と化しています。

密集した城下町ということもあり、境内は少々窮屈に。



ご本殿は直接拝することはできません。

境内社