☆ 藤原京朱雀大路跡


大和国高市郡
奈良県橿原市飛騨町
(P無し)



宅地造成や道路開発が進み、「藤原京」の概要が少しずつ見え始めてきています。

小学生の頃は発掘成果が出されるたびに心踊らせられたものです。橿原市民でしたし。

当時は高松塚古墳の壁画が発見された時代。考古学ブーム最盛期だったのかも。

今となっては時代的にやや専門外ということもあり、心ときめくというほどもないですが…
こういった史跡を訪ねるとちょっぴり甦るものです。


「藤原京」とは日本初の条坊制を備えた都城。「平城京」へ遷都されるまでの宮都。持統・文武・元明の三朝に渡り日本の首都となっていました。わずか16年間ですが。

「朱雀大路」とはもちろん、宮城の正面から真っ直ぐ南へ伸びる道のこと。両側に側溝があり、側溝の東西中心間の距離は24mであると。

あれ?こんなに狭かった?

50mほどはあるだろうと勝手な先入観を持っていました。平城京は70mもあるので。

南奥の方は既に宅地開発が進んでしまっていますが、その手前までは芝生が貼られた状態。




宮城側を。奥に見えるのは「耳成山」







道路向かいにある万葉句碑。