河原田神社


伊勢国三重郡
三重県四日市市河原田町3048
(伊勢街道沿いの一の鳥居横の駐車場に停めて良いと近隣の方に伺いました)

■祭神
天照大神 大国主神 弥津波能売神 猿田毘古神 大山祇神 宇迦之御魂神 建速須佐之男命 五男三女神 品蛇和気命 上筒之男命 中筒之男命 底筒之男命 仁徳天皇 木花開耶姫命 市杵島比売命 不詳八座


「東海道」から「伊勢街道」へ分岐する「日永の追分」から南へ1kmほど、街道沿いに鎮座する社。一の鳥居が街道に面し参道は西の丘陵へ。社殿はその頂近くにあります。
◎「群書類従」(1360年)の「神鳳鈔」に、「内宮今河御厨」という記述に比定されているようです。前後の文脈を調べきれていないため詳細は分かりかねるものの、当地が神宮の「御厨(みくり)」であったことが窺えます。
◎「五鈴遺響」という書には「三重境川の南にあり田畝の地なる故の名」とあると、三重県神社庁は示しています。
◎明治には5社を合祀したもよう。その際に現社名へと改称したようです。とある伯爵がこの丘陵頂に登り、木曽山脈から知多半島まで見渡せられる景観に感銘を受けたことに因む「忘帰處」という史跡が設けられているとか。古代より重要な地であっただろうことが分かります。