☆古墳☆ 丸山古墳 (畝傍陵墓参考地)


大和国高市郡
奈良県橿原市五条野町
(P無し)(アクセスは「サンディ」や「サンドラッグ」の複合施設から南へ100m足らず)


■形状
前方後円墳
■全長
310m(周濠を含めると420m)
■築造時期
6世紀後半
■埋葬施設
横穴式石室(日本最大)
2基の家型石棺
■周辺の状況
飛鳥に隣接する「檜隈」の地
渡来系帰化人である東漢氏(ヤマトノアヤウジ)の根拠地
■被葬者
天武天皇・持統天皇、欽明天皇、蘇我稲目など



長らく天武天皇・持統天皇陵墓の治定、その解除を繰り返してきた古墳。最終的に檜隈大内陵が治定され、当古墳は陵墓参考地に指定されています。

規模は奈良県最大。日本中でも第6位のもの。
規模的なもの、また石棺が2基あること、これらが理由のようです。

近年遊んでいた子供が羨道を偶然に発見、画像データから、6世紀第3四半期と7世紀第1四半期のものと解析されたとか。

これが正しいのであれば、天武天皇・持統天皇のものではないということに。

他に欽明天皇や蘇我稲目辺りが候補として挙がっているようです。欽明天皇に関しては140mの規模を誇る欽明天皇治定墓があります。


国道から入り、墳丘北側に登拝道があります。