春日神社 (橿原市大軽町)


大和国高市郡
奈良県橿原市大軽町374
(東側から進入して鳥居前に駐車可、かなり狭小地なので当日は国道沿いのスーパーから歩きました)

■祭神
天児屋根命
応神天皇


橿原神宮の南東1kmほど、丸山古墳(後ほど記事UPします)の北方に鎮座する社。
◎「軽(かる)」の地(現在は大軽町)にあり、古代朝鮮語で「鉄」を意味する「カル」が連想されます。万葉集には「天飛ぶや 軽の社の 斎槻(いはひつき) 幾世まであらむ 隠妻(こもりづま)そも」(作者不詳)と読まれた社とされます。
また「天飛ぶや 軽の道は 我が妹子が 里にしあれば ねもころに 見まく欲しけど」(柿本人麻呂)という万葉歌も。人麻呂の妻の故郷であったとされます。
「軽」の枕詞は「天飛ぶ」であったようです。
◎当社境内は応神天皇「軽島豊明宮」の比定地で、これは記の記述によるもの。一方の紀においては記述が無く、神功皇后の「磐余若桜宮」(桜井市谷の若桜神社が比定地)から遷都していないということに。
また天皇はこの地で崩御したと伝わります。
◎なお当社南東200mほどに「八幡屋敷」という塚があったらしく、そこに合祀された応神天皇の祠があったとされます。