大和国宇陀郡
奈良県宇陀市榛原額井(「額井岳」中腹)
(登拝・アクセス記事は→こちら)



十八神社(いそはじんじゃ)より登り始めて30分ほど、「額井岳」(大和富士)の中腹に現れる磐座群。

20~30m平らに開けており、そこからやや斜面になったところに座しています。

際立った巨石は無く、また加工を施した様子も見られません(立て起こしたりはしていると思います)。

立地的なものからも、縄文時代からといった太古の磐座群ではなさそうに感じます。比較的新しい時代のものではないかと。

麓の十八神社の社頭案内には、「手水の流水は額井岳中腹、一清の杜(いちしめのもり、龍神を祀る)の湧き水による神水である」とあります。

「龍神を祀る」とは書いているものの、祠があるとまでは示されていません。
またこの場所以外に「中腹」には、祠などの社的なものは見当たりません。

したがってこの磐座群こそが「一清の杜」ではなかろうかと考えています。

ただし水源となりそうなせせらぎが見られないことが少々気にはなりますが。

ちなみに「頂上」には龍神祠が鎮座しています(後ほど記事UPします)。