御霊神社 (丹原町)


大和国宇智郡
奈良県五條市丹原町宮山473
(駐車場は無いと思いますが未確認、いつも国道168号線の鳥居南側すぐに寄せて停め大急ぎで参拝しています)

■旧社格
村社

■祭神
井上内親王
早良親王
他戸親王


「吉野川」の支流、「丹生川」沿いに鎮座。南側すぐ200mほどに式内比定社 丹生川神社が鎮座しています。
嘉禎四年(1238年)に御霊神社 本宮より、宇智郡内全22ヶ所に分祀された一社。ご祭神は井上内親王(イガミナイシンノウ)、第49代光仁天皇の后。その光仁天皇を呪詛したとして廃后、また難波内親王(光仁天皇の同母姉)も呪詛し殺害したとして大和国宇智郡に配流幽閉。そのまま2年後に亡くなりました。祟りを恐れたのは、親王を陥れたとされる藤原式家を始め、桓武天皇までも。平安の都を震え上がらせていたと言います。死後、皇后に復位されて鎮魂されています。
かつては八幡社と呼ばれていたらしく、後から御霊神社が被さったのでしょうか。現在は境内社として鎮座しています。