◎「春日山原始林」へ潜入!(令和二年5/19)
大和国添上郡
奈良市春日野町(「花山」内)
念願の「春日山原始林」へ登拝しました。
若い頃に一度だけ車で通ったことはあるものの、「歩いて」は初めてのこと。
20年以上も経つと記憶はいい加減なもので、
頭の中と実際とはかなり異なるものに。
思っていたより「原始林」ではなかった(笑)
*いつも通りに登拝の記事です。各々の記事は後ほど順次上げていきます。
ここで「春日山原始林」とは…を。
正式名称は「花山」、標高497m。
古代からの神奈備山であり、西麓に春日大社が創建されました。
「花山」の西手前にある山が「御蓋山」。ところが「御蓋山」の南隣の「若草山」がその山容から「三笠山」と呼ばれるようになり、混同されることもしばしば。
ま…
こんなこと書いてる私自身も今まで混同してました(笑)
日々勉強です(とても楽しいお勉強)。
ところで「原始林」と「原生林」の違いを。
(私自身も勉強しつつ…)
「伐採や災害などによって破壊されたことがなく、またほとんど人手が加えられたことのない自然のままの森林」これを「原生林」というと(Wikiより)。
またこれらが一切ないものを「原始林」というと。程度の違いのようです。
近年は↑↑↑このような取り組みも。
承和八年(841年)に太政官符として出された「春日神山」での狩猟伐採の禁止令により、
以降およそ1200年もの間、「原始林」が保たれています。
「春日奥山ドライブウェイ」の「新若草山コース」を車で登り、若草山の山頂近くの駐車場に。
往復530円。
コロナで借金まみれとなってしまった今では、痛い出費…。
それでも「奥山コース」まで行ったら、相当な料金になるらしく…
出費を抑え!+歩いて健康に!+歩いて神域原始林を堪能!
=3密ならぬ3得!(笑)
まずは「若草山」へ。
鶯塚古墳を見学し、
ちょいと鹿さんたちと戯れて…(笑)
昼間に若草山に来たのは小学生以来。
ちょっぴりテンションも上がり↑↑↑
いざ出陣!
この時点で13:25。
鹿と戯れ過ぎた(笑)
そういえば原始林内では、鹿は一頭も現れなかったな。
車で走ることができるのに「原始林」て…。
小学生の時に担任の先生に「何で?」って聞いて困らせたな~(笑)
最終的に目指すのは「首切地蔵」の少し手前。
アップダウンはそれほど無く、緩やかな坂道。
ん?神籬跡?
案内板も何も無いが…
とりあえず簡易祝詞を奏上しといた。
「人工林区域」ってのもあるんか…(フムフム)。
この2枚と冒頭写真は山桜。
(13:54)
石垣が組まれてる。
これで原始林て言うか…?
楽しみの一つ「鶯ノ滝」への分岐。
(14:02)
ここは車両通行禁止。
到着!
前日は雨だったので水量も多い。
見応えあるものです。
(後ほど別に記事を上げます)
標高は270mほど。
ここで今日初めての登拝者と遭遇(14:23)
また登拝道へ戻って登り、次のお目当ての白竜社へ。
で…この石段。
ひゃ~~~~~っ どこまで続くんやろ…。
しかも鎮座地がこの登った先なのかどうかも不明。とりあえず登ります。
あった!
標高300mほどの原始林の奥深い山中の神社。
素晴らしい!
龍神なので祈雨止雨の神でしょうね。
白竜なので祈雨かな?
(14:38)
また下り登拝道へ。
ちょい疲れてきたゾ~
下る途中に真っ黒な蛇さんが横切る。
真っ黒て!(…と蛇さんにツッコミ入れる)
黒竜様か!
そないに慌てて逃げんでもよよろしいがな!
神様なんでしょ!
…などと黒蛇様と心の会話を。
休憩所(14:58)
ゆっくりしてられへんゾ!
急がねば!(汗)
雨の次の日。湿度も高く写真映えします。
…なんて言ぅてる場合やない!急がんなん!
ここまで来た!
ここから下って最後の目的地、高山神社へ。
交番のおじさんに道の確認。
まだ登山者がいますよ~的なアナウンスも兼ねて(15:32)
見えた!
高山神社だ!
標高はおよそ400m。
今でこそ車も通られるほどの遊歩道が整備されていますが(一般車は通行不可)、
奥深い山中にひっそりと佇む…という表現がピッタリ。
龍神が祀られています。
ちなみに当社から遊歩道を外れて登った先に鎮座する、「式内大社 鳴雷神社」へ登拝したなどという記事がネット上には散見されますが…
「立入禁止」です!
したがって特別な許可なく参拝することはできません!
写真等を上げているサイトは、立入禁止の神域に踏み込み拝した人のもの。
(許可を得て登拝されている方は別です)
それほど大仰に祀られる、大変重要な神社。
それを冒涜した人たちのもの。
私も参拝できるものならしたいところですが…。
この時点で15:45。
曇天で暗くなりつつあるものの、これなら帰りも大丈夫!
帰りはちょっと走ったりもして、
たぶん17時前には若草山駐車場に戻れたと思います。
1万9000歩。
この日もよく歩きました!
《長い記事にお付合い頂きありがとうございました》