采女神社


大和国添上郡
奈良市樽井町(「猿沢池」の北西端)
(P無し)

■祭神
采女命


有名な観光スポット「猿沢池」の北西端に鎮座する社。春日大社の境外末社。創建は平安の始め頃と伝わっています。
◎伝承では案内板(下部写真あり)のように、池に入水した釆女命を祀るとされています。また池で行われる「釆女祭」は釆女命を鎮魂するものとされています。ただしご祭神を事代主神とする説もあります。
◎「采女」とは、古代に後宮の女官として仕えるために諸国から集められた女性たち。当然ながら美貌の者が多く、天皇の目に留まり側室となることも。
「大和名所図会」には、「采女とは人の名にあらず、官職にして大内裏の御時、節会・配膳の役など勤むる女なり」とあります。門脇禎二氏は興福寺阿修羅像のモデルは采女であるとしているようです。




猿沢池