東田中神社 (紀の川市)


紀伊国那賀郡
和歌山県紀の川市打田577
(P有)

■祭神
大己貴命 猿田彦命 須佐男命 天照皇大神 天児屋根命 倉稲魂命 奥津彦命 奥津姫命 少名彦命 足仲彦命 誉田別命 息長足姫命 市杵島姫命


紀ノ川の北岸の平地に鎮座。北と西は幹線道路に面して開けた地。
原初は日吉神社(山王権現)と称され、天長年間(824~834年)に僧侶が勅命を授かり、日吉大社(記事未作成)より勧請し創建に至ったと伝わります。日吉大社は7世紀末には既に最澄などという僧侶により穢されてしまった社となっており、当社が創建に当たり僧侶が勅命を受けたのも納得できること。かつては12ヶ村の総氏神で全8社中の総社であったとか。
戦後、昭和20年にアメリカ進駐軍により、全8社のうち4社ずつを当社(東田中神社)と西田中神社(後ほど記事UPします)に合祀されました。当時は四殿が並んでいたようです。第一殿が日吉神社、第二殿は一ノ宮神社(竹房神社 前ノ神)、第三殿は中村神社(中の宮)、第四殿は若宮神社(上の宮 若宮八幡神社)。現在は第三・四殿が焼失、二殿のみが残っています。




正面がご本殿。左殿(向かって右殿)が第二殿の一ノ宮神社。