大山祇神社 (皇大神宮所管社)
伊勢国度会郡
皇大神宮(内宮)の宮域内、北東端に鎮座。宇治橋を渡り正宮へ向かうために南方へ左折せず、そのまま真っ直ぐ突き進むと見えてきます。「神路山」と称される一帯の山裾に当たり、同じ皇大神宮所管社である子安神社が隣接しています。
創建時期は不明。式外社であることから927年以降であることが分かっています。
神宮の式年遷宮にはかつて、「神路山」が御杣山となっていたため大山祇命が祀られていました。「山神社」と称され、山口祭が執り行われていました。ところが用材の調達が困難となってきたため、江戸時代からは木曽から伐り出されています。大正時代から植林が進められ、「神路山」が再び御杣山として復活するのは、今からおよそ100年先の2125年の予定。現在はひっそりとした佇まいを見せているものの、そのときに神霊は興隆するのであろうと思います。
※写真は2018年6月撮影のものです。
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