☆立部の立石 (明日香村)


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村大字立部
(詳細住所不明、春日神社は「立部479」)
(P無し)


聖徳太子ゆかりの定林寺跡の敷地内の石造物。

明日香村にある三つの「立石」の一。
他は「上居の立石」と「岡寺の立石」(2018年の大型台風の影響で現在は進入不可)。

かつてここには春日神社が鎮座していたとのこと(現在は50m東へ遷座)。定林寺の鎮守社であったのか、定林寺が神宮寺であったのかは不明。
当地を定林寺の史跡として買い上げたとか。聖徳太子人気を考えれば当然のことかと。

この「立石」は「乳母石」とも称され、加工が施された石造物。

聖徳太子の馬を繋いだ、聖徳太子幼少時代の遊び道具であった、などいろいろと伝承はあるようです。もちろん後世の付会。

明日香村の石造物については多くの研究がなされていますが、目的や用途についてはほとんど定説はありません。
付会された伝承が多く、本来の目的用途が忘れ去られていることも原因ではないかと思います。


明らかに加工が施されています。


定林寺の礎石跡があるとか。