朝熊神社・朝熊御前神社
(あさくまじんじゃ・あさくまみまえじんじゃ)


伊勢国度会郡
三重県伊勢市朝熊町字櫻木2566-1
(社前は空地となっており駐車可)

■延喜式神名帳
朝熊神社の比定社

[朝熊神社] 内宮摂社 27社中の第1位
[朝熊御前神社] 内宮摂社 27社中の第2位

■祭神
[朝熊神社] 大歳神 苔虫神 朝熊大神
[朝熊御前神社] 朝熊御前神


五十鈴川の畔の小さな丘に鎮座する、皇大神宮摂社。写真の通りに二社が二殿として鎮座しています。左殿(向かって右側)が朝熊神社、右殿(向かって左側)が朝熊御前神社。第一位と第二位、このクラスになると祭礼は別宮と同レベルになるとか。
創建は「倭姫命世記」によると、皇大神宮が五十鈴川上に鎮まった翌年のこと。石と化していた大歳神を祀る社を建て、神宝を安置したとあります。白銅鏡二枚が奉安されていたといい、「鏡の宮」と称されていたようです。ところがいつの間にか廃絶、所在不明となっていたのを寛文三年(1663年)に、この辺りであろうと再建を始めると鏡が出土。そしてこの地に再建されました。この鏡は中世にも紛失、発見を繰り返している
現在は川向こうの対岸に(小橋を歩いて渡るとすぐ)、その鏡を祀る社として「鏡宮」が新たに創建されています(記事未作成)。こちらは神宮末社になっています。

※写真は2017年7月撮影のものです。





鏡宮はこの橋を渡った先に。