立神社 (有田市御殿山)
(たてじんじゃ)


紀伊国在田郡
和歌山県有田市野字御殿山700
(P有)

■旧社格
郷社

■祭神
大屋彦神
[合祀] 國常立神 伊弉諾尊 伊弉冊尊


「有田川」の河口近く、「御殿山」の北麓に鎮座。背後の剥き出しで屹立する岩盤を御神体としています。
◎創建時期などは伝わっていないようです。「紀伊国続風土記」には、この岩盤に「有田川」の流れる川水が当たり、北側へ流路を変えていたと記されます。その岩下に深淵があり水主明神が祀られていたと。原初はこの水神が祀られていたのでしょうか。
◎現在のご祭神である大屋彦神は、五十猛神に習合され同神とされた神。南東1km余りに鎮座する須佐神社に対して御子神 五十猛神を祀る社としたものか、あるいは純粋に樹木をまつる大屋彦神を祀る社としたものかは不明。

*写真は2016年1月撮影のものと2019年12月撮影のものとが混在。





背後の巨大岩盤は写真一枚に収まりきりません。