鶴見神社


摂津国鶴見郡
大阪市鶴見区鶴見3-13-76
(社前に寄せて停めれば大丈夫と宮司さんより)

■旧社格
村社

■祭神
大山咋神荒魂
正哉吾勝勝速日天之忍穂耳命 天之菩卑命 活津日子根命 熊野久須毘命 多紀理比賣命 市寸島比賣命 田寸島比賣命


大阪市鶴見区、住宅や小規模店舗などが窮屈に密集した中に鎮座する社。
創建は当社旧記によると、比叡山延暦寺内の分裂抗争に嫌気のさした農民17人が当地に移住、日吉大社本宮元宮の牛尾山 八王子社(現在の日吉大社奥宮 牛尾宮)を分霊してきたとされています。時期は平安末期、当初は八王子社と称されたとか。日吉大社は延暦寺とかいう仏教施設を創建した最澄などという僧に、追い出された挙げ句に乗っ取られた社。崇神天皇の御代に里宮として降ろされたとしていますが、そもそもこの時代に社殿などがあろうはずもなく、祭祀も必要に応じて行っていたもの。降ろしたのは最澄とかいう僧の仕業かと思います。
社名に関しては、源頼朝が上洛の際に遠江国の鶴ケ池で放った千羽の鶴が降り立ったのが当地で、その鶴を一目見ようと多くの見物人が出たから「鶴見」という地名になったというもの。現社名への変更は昭和に入ってからのこと。

※写真は2018年6月撮影のものです。