牛尾宮・三宮宮 (日吉大社 奥宮)


近江国滋賀郡
滋賀県大津市坂本5-1-1
(P有、ただし「旧竹林院の拝観が必要」)
(寺院が管理しているため日吉大社の鳥居を潜る際に入苑料が必要)

■祭神
[牛尾宮] 大山咋神荒魂
[三宮宮] 鴨玉依姫神荒魂


日吉大社(記事未作成)の御神体山、つまり山神である大山咋神を祀る日吉大社の根源がここにあります。その御神体山は「八王子山」(標高378m)と呼ばれ、山容は美麗であり、典型的な神奈備山。御神体は山頂に座す「金大巌(こがねおおいわ)」と称される巨大な磐座。高さは10mを超え、日吉大社が創建される遥か上古からの霊石であったかと思われます。
日吉大社の「山王祭」は、この両社から東本宮へ神輿により神霊を渡御することから始まります。三宮宮に鎮まるのは大山咋神の妻神。
巌名は琵琶湖に向かって輝くから云々と。密教風の訝しげな名前となっています。

※写真は2017年8月撮影のものです。


こちらは両社の遥拝所。東本宮から西へ進んだところにあります。奥宮へはこちらから登拝。

整備された登拝道、健常者なら30分程度で登ることができます。私の場合はいつも登り40~50分足らず、下りは10分足らずかかっています。



「金大巌」直前の巨岩、こちらも信仰の対象であったように思われ、ここまで来るといつも拝しています。


左殿(向かって右)が牛尾宮、右殿(向かって左)が三宮宮。東本宮では大山咋神の境内社として鴨玉依姫神の樹下神社が鎮座しますが、こちらは御神体を挟み二殿並立。







眼下に琵琶湖を見下ろす、絶景のおまけ付き。中央やや左は三上山かと思います。