☆味美二子山古墳
(あじよしふたごやまこふん)


尾張国春部郡
愛知県春日井市二子町2
(一帯が「二子山公園」として整備、P有)


■形状
前方後円墳
■全長
全長96m
■築造時期
6世紀初頭
■埋葬施設
昭和10年以降調査が行われておらず不明
■出土品
周辺から形象埴輪(人型・馬型・水鳥型)、円筒埴輪
■周辺の状況
・味美古墳群の中核
・隣接して味美白山神社古墳と御旅所古墳、北西500mほどに味美春日山古墳、他6基以上は開発により消滅
・南方500mほどには29基以上あったとされる味鋺(あじま)古墳群があったが、全消滅、なかには100m超の前方後円墳があったとされる
味鋺神社の由緒には180基余りあるという記述も
・周辺は「二子山公園」として整備、「ハニワの館」という資料館が併設
■被葬者
かつて墳丘頂にあったとされる物部神社、近くの味鋺神社ともに、ウマシマヂ神を祀っており、尾張物部一族の古墳と考えられる


名古屋市郊外の市街地内、庄内川を除きほぼすべて開発されているため、古代の地勢を頭に描くのは困難な状況となっています。
また味鋺古墳群の方は100m超と70m超の2基を含む、おそらく100基以上すべての古墳が破壊消滅してしまいました。
かつては全国有数の古墳群であったと思われます。