韓神新羅神社


石見国迩摩郡
島根県大田市五十猛町大浦2719
(冒頭写真の左端に小さく写っているところに停めました)

■祭神
武進雄尊(タケスサノオノミコト)
[配祀] 大屋津姫命 抓津姫命


五十猛町の西部の漁師町、大浦漁港に鎮座、社名通りに新羅国と関連が強い社。
◎社頭案内板には当社だけが「韓神」と称し続けているとあります。出雲国には日御碕神社日御碕神社揖屋神社などの境内社はありますが。背後の山は「韓郷山(からごやま)」、大浦の旧称は「韓浦」。「韓崎」、「韓島」といった地名もあるとか。
◎スサノオ神が八俣大蛇を退治後に、五十猛神・大屋津姫・抓津姫の三兄妹を連れて新羅国に渡り、植林技術を伝えてまた本国に帰国。上陸地はこの五十猛町の「神島・小神島・神上」(北西300mほど)
◎また当社は元々五十猛神社の境内社であったようです。大浦漁港で漁師が増え、航海安全や大漁を祈願するため当地に遷座させたとか。ご祭神に五十猛神が漏れているのはこのためかと思います。
◎なお人麿神社跡というのが近くにあります(下部写真参照、現地未確認)。人麿はやはりこの地で感じるものがあったのでしょうか。

*写真は2016年11月撮影のものです。


大浦漁港。この山の向こうに人麿神社跡があります。



境内社の船玉神社。