十二社神社 (宮瀧)


大和国吉野郡
奈良県吉野郡吉野町宮瀧327
(P無し、隣の吉野歴史資料館に入館し駐車の許可を頂きました)

■祭神
熊野大神


縄文早期から奈良時代まで続く「宮瀧遺跡」の背後の山裾に鎮座する社。吉野川添い北側に宮瀧遺跡、さらにその北側に当社が鎮座。そして吉野川を挟んで南側には、神奈備山と考えられる「象山(きさやま)」が座します。創建時期は別として、創祀はいつの頃からかなどと考えると夢は膨らみます。
周辺には4社もの十二社神社が鎮座しています。当社を含めて過去に3社訪れていますが、象山がもっとも美しく見えるのは当社。正対する格好となっており、当社がその中心的な社であったように感じます。
ご祭神はいわゆる熊野十二所権現かと思います。「熊野牟須美大神 速玉之男神 家津美御子大神 天照大神 忍穂耳尊 瓊々杵尊 彦火火出見尊 鵜葺草葺不合命 軻遇突智命 埴山姫命 弥都波能売命 稚産霊命」の十二柱、修験者が熊野から勧請してきたことかと思います。





樹齢は450~500年程度。

鳥居から象山を。住宅地の辺りに宮瀧遺跡があります。