☆御社尾の磐座
(ごしゃおのいわくら)


大和国山邊郡
奈良市都祁小山戸町640
(住所は都祁小山戸の都祁山口神社のもの、駐車もそちらに)


麓に小山戸の都祁山口神社が鎮座する小山の山頂に座します。

その山口神社の隣にはかつて都祁水分神社もあったとされます。

この巨大な磐座と併せて考えると
ここが一族の重要な聖地の一つであったと考えることができるかと。

その一族とは「闘鶏氏(ツゲノウジ)」。
(都祁直、都介氏、都祁氏)


渡来系集団説が根強く、
また都祁(つげ)の地を独立国家的に拠点としていたとも。

この闘鶏氏がシンボルとしていたのが「都介野岳(つげのだけ)」。
故郷の朝鮮半島に座す山とそっくりな山容であるという話もあります。

この「都介野岳」を囲むように
一族の主要な神社などが鎮座しています。

この磐座は「都介野岳」から南西1kmほど。
その圧倒的な様は神が宿るに相応しい巨岩であると思います。



都祁山口神社境内、拝殿の向かって右側から磐座への登拝口があります。


途中から根がむき出しとなった山道に。なるべく踏まないように気を付けて…。




直前にも磐座風の巨岩が数体。

ここまで10分足らずでしょうか。以前に登拝したときは、もっと鬱蒼としていたように思います。