平等寺春日神社


大和国平群郡
奈良県生駒郡平群町平等寺241
(社前の池の北西畔にいつも停めています)

■祭神
天児屋根命


南北に連なる「矢田丘陵」の平群側(西側)の山裾に鎮座する社。
◎当社より北に船山神社、南に椿井春日神社が同じ山裾に南北一列に鎮座しています。船山神社の磐座が山中にあるように(→ 船山神社旧社地・奥山巨石群)、「矢田丘陵」は神聖視されていたのではないかと思われます。丘陵の東側は物部氏の総氏神とも言われる矢田坐久志玉比古神社が鎮座し、饒速日神ゆかりの地でも。
◎当社の創建由緒等は伝わっていないようです。地域から考えて平群氏が奉斎した社ではないとかと。平群氏は藤原氏との関係を強めることによって、地位を高めました(椿井春日神社の記事参照)。
◎わずか直線距離にして200mほどで春日神社が2社。椿井春日神社が本家、当社が分家、つまり本家より分霊勧請してきたということかもしれません。
なお当社にも大和に多く見られる「なもで踊り(江戸時代の雨乞い祭り)」の絵馬が奉納されています。

*写真は2019年4月と2022年8月撮影のものとが混在しています。


車はいつもここに停めています。











以下境内社


磐座のようにも見受けられます。


「祀」らしき文字が彫られています。

社前の神池「堂の池」。