末廣大神(高取町市尾)


大和国高市郡
奈良県高市郡高取町市尾1241
(住所はすぐ裏手の天満神社のもの)
(P無し、天満神社から藪を抜けました)

■祭神
末廣大神


市尾の天満神社のすぐ裏手、同じ丘陵上に鎮座する社。
一の鳥居がある麓は葛上郡(現在の御所市今住)と、国境近くにあります。古代の国境は現在の市町村境と異なっていたように思います。一の鳥居がある葛上郡今住村の氏神であったはずで、その人たちが国境を越えて高市郡市尾村に参拝していたなどとは到底考えられません。国境は天満神社と当社の間であったということになるのでしょうか。
当社に関する創建由緒等の資料は見当たりません。社名から判断して、伏見稲荷大社より勧請してきたとするなら、ご祭神は大宮能売神でしょうか。
なお丘陵上、天満神社の境内には巨勢氏の首長墓とされる「市尾宮塚古墳」があります。

御所市今住側から。真ん中に鳥居が見えます。



天満神社からこの藪を抜けました。真ん中やや左に鳥居が見えます。