☆ 宮山 (美具久留御魂神社 奥神籬 天神奉齋所)



河内国石川郡
大阪府富田林市宮町3-2053
(美具久留御魂神社境内に駐車可)



美具久留御魂神社ご本殿背後の御神体山「宮山」(標高103m、「神奈備山」とも)の山頂の史跡。

拝殿から10~15分程度、ご本殿脇から5分余り程度で山頂まで登拝可。

神社側からも由緒等は示されておらず、そういった言い伝えがあるということでしょうか。

この石碑が立つ場所は、前方後円墳の後円部の墳丘頂。古墳時代前期に築かれたとされ、美具久留御魂神社の創祀・創建神話を真実とするならほぼ同時期となります。

そうすると「神籬」を以ての祭祀というのは、古墳の「葬送儀礼」だったのではないかと。築造後に墳丘頂で祭祀が行われたとは考えにくく、もしそうだとするなら古墳という認識が忘れられてからということになるかと思います。

またそうだとするなら祭祀の対象は天神ではなく、被葬者であろうと思われます。ただし創祀・創建神話から被葬者の割り出しは困難。

*写真は2019年3月と2024年3月撮影のものとが混在しています。









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