龍神社 (川原寺跡)


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村川原1109
(住所は「川原寺跡」のもの)
(「川原寺跡」南西隅の道路向かいの「多機能トイレ」前に停めています)

■祭神
(不明)


川原寺の南東隅、「飛鳥川」のほとりに鎮座する龍神を祀る社。
◎創建由緒に関する資料は見当たらず不明。立地から川原寺の境内社であったのかもしれません。川原寺そのものが廃寺となっており、また飛鳥四大寺に数えられながら記紀にはほとんど登場せず、謎の寺院とされているようです。どうやら天智天皇の頃辺り、7世紀半ば頃と考えられているとか。
◎なぜ当社だけ残ったのかは不明。現在の「飛鳥川」が当社の手前で緩やかなカーブを描いており、洪水でもあったのでしょうか。そして川原寺が水浸しにでも…。その際に龍神を鎮めるために祀ったなどと想像したりもできるかと。
◎かつては「シュウジンサン・リュウレンサン」などと称されていたこともあるとか。明治末期に板蓋神社に合祀されたものの、復社させたと伝わっています。こんもりとした社叢の中に小祠と灯籠があるのみ。忘れられたような社です。

*写真は2019年3月と2022年4月撮影のものとが混在しています。


川原寺跡の南東隅の一角に鎮座。