西の宮 (御所市名柄)


大和国葛上郡
奈良県御所市名柄
(詳細住所不明、東隣の家は「名柄87」)
(P無し、いつも長柄神社の脇に停め置き3~5分歩いています)

■祭神
(不明)


かつて「高天山(金剛山)」登山口の宿場町として大いに栄えた、「長柄」の密集した集落内に鎮座する社。葛城氏の英雄、葛城襲津彦はこの近辺に居住していたとも伝わります。
往古の賑わいを微かに残してはいるものの、町の衰退とともに社も衰凋、現在は廃滅寸前といった状態。それが却って郷愁を漂わす趣に。
「西の宮」と地元で称されているのは、長柄神社に対しての「西の宮」かと。正式社名は別にあったように思います。創建由緒等については伝わっておらず、ご祭神も不明。長柄神社が式内社で広大な神域を有していたであろうことを考慮すると、かつては境内社であったのかもしれません。

*写真は2019年3月頃と2022年3月撮影のものとが混在しています。


「長柄郵便館」(かつての局跡、現在は資料館&カフェ)横の細い路地を歩きます。ここまでは長柄神社からすぐ。

「長柄郵便館」の裏手。この横の路地を進みます。

路地は突き当りで左折れの道に。20~30m進むと今度はここを右折れ。

この辺りに堺屋太一氏のご実家があるとか。正面のお家をぐるっと回り込みます。

左手を見ると石垣とその向こうに巨樹が。石垣はかつての社地のもののようです。

巨樹と祠と、灯籠跡などの残骸。



根の張り方から樹齢は1000年超えているのかも。