柏原黒田神社


河内国志紀郡
大阪府柏原市今町1-3-13
(東側道路から進入すると停められそうです、または柏原駅前30分無料立体Pから徒歩5分程度)

■祭神
天御中主大神
天照大神
武甕槌命
経津主命
天児屋根命
比売大神
八幡大神


「大和川」に「石川」が合流する地点の北岸畔、柏原駅近の密集地に鎮座する社。
塩土老翁を祀る「塩殿神社」が元々の姿。「しょうでんさん」と親しまれていた社であったとか。戦禍に遭い大きな被害を受けたものの、昭和四十四年に再興した社。その際に「大和川」向うの黒田神社(式内比定社 黒田神社、記事未作成)と、上市の春日神社(不明、上市町は当社より南東200~300m辺り)を遷座合祀したとのこと。
◎塩殿神社の創建由緒等は伝わっていないようです。塩土老翁を祀ることから、「塩」が採れたのであろうかと想像もできますが、そういった伝承に関する資料は見当たりません。
◎「黒田」の社名は、田畑が黒々と肥えてほしいとの願いからと伝わっています。
◎ご本殿の右(向かって左)に「石力不動」なる仏教施設が境内を侵しています。一見したところ、磐座らしきものを彫り崩したのかも。残念ながら当社の原初の姿を感じさせるようなものはまったく見当たらず、渦難の有様が偲ばれます。

*写真は2019年2月頃と2022年6月撮影のものとが混在しています。





境内社 柏原恵比須神社