☆浮島の森


紀伊国牟婁郡
和歌山県新宮市浮島
(P有、入場料100円、無休)


新宮市の市街地内にある天然記念物
500㎡もの広さのある島が沼に浮いています。

自生する植物は北方のもの
これは熊野川水系の冷たい地下水が注ぎ困れているのではと。

浮島内には「蛇の穴」と呼ばれるものがあり
美しい少女が飲まれたという伝承も。

これはおそらく、当地を聖地と考え奉斎していた修験者たちが
外部の人間を立ち入れないために作ったお話であると考えられています。

それ以外特に上古に遡る伝承などは無いようです。



阿須賀神社の境内にある民族資料館の学芸員さんに伺ったお話では
弥生時代からあるのでは?ということであったので、

新宮の古代の様子に関わること
これは行かないと!…と。


ところがこちらの学芸員さんに伺うと
室町~江戸時代に形成されたとのこと。



…確かに。

ネットでそんな情報を得ていたから
これまで未訪問であったわけで…。



ま…猿も木から…的な(笑)



お二方からは貴重なお話を頂き
熊野の縄文時代からの歴史を紐解くヒントを多く得ました。

これらについては
いずれ記事に起こさないと。

簡単な年表形式にしてもいいかも。


話し出すと止まらない
熱心なおじいちゃんズ(複数形)。

とても素晴らしい時間でした。






手前の丸い山が「明神山」、左奥が「千穂ヶ峰」。明神山では現在、発掘調査が行われており縄文時代の遺跡が発見されています。千穂ヶ峰はそのまま神倉山に続き、ゴトビキ岩で有名な神倉神社へ。