庄内神社 (鈴鹿郡)


伊勢国鈴鹿郡
三重県鈴鹿市東庄内町2453
(P有)

■延喜式神名帳
天一鍬田神社(あめのひとくわたじんじゃ)の比定社

■旧社格
村社

■祭神
伊邪那岐命 速玉之男命 神直比之神 食津神 久久理比売神 須佐之男命 誉田和気命 伊邪那美命 大事忍男命 大直比之神 金山比古神 大山咋神 木花佐久夜比売命 大雀命 天照大神 八十禍津日神 大山祇神 火之加具土神 大名牟遅命 市杵島比売命 菅原道真


創建由緒等に関する資料が乏しいものの、式内社 天一鍬田神社であったと考えられている社。当社所蔵の木札に「天一鍬田大神社」と記されているものがあるから。
想像をするなら「天」津神で、「一」つの「鍬」か「田」、つまり鍛治神ということでしょうか。その想像をさらに逞しくすれば、「天目一箇神」から変化したものとも。
天正の時に戦火で焼失、「宮代」の地に遷座。さらに明治の合祀政策により、近隣40社ほどを合祀して現社地に遷座しています。おそらくその際に旧社地を「下宮代」、現社地を「上宮代」にしたかと思います。「村」というのはどこを指すのか不明。「下宮代」は現社地から南へ1km余りの辺り(現地未確認)。近世には「八島明神」「八幡明神」などと呼ばれていたという資料があります。
境内はとても整えられ、公園のようにも設えられており、実際の公園も建設中(2018年11月現在)。ご本殿の辺りは古墳のようにも見え、周辺にもそのような気配が。そうすると建設中の公園の中心となる円形のものは古墳なのでしょうか。
付近は農村地帯のようなのどかさで、西庄内地区では自然生息するホタルがいるようです。


向かって右側は庄内小学校。






一の鳥居と小学校の間に建設中の公園。円墳のようにも見えますが…。