龗神社跡 (くつな石)


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村阪田 (詳細住所不詳)
(直前まで特に狭い道も無く進入可、アクセスは本文を参照)

■祭神
龗神


石舞台古墳の南側の明日香村「阪田」集落の最奥地に鎮座。都塚古墳前に案内板があり、葛神社を過ぎてさらに奥地へ500mほど。
◎創建年代等は不明。止雨祈雨の祈りが捧げられた社かと思われます。案内板(下部写真参照)には、━━石屋が…赤い血が…割れ目に蛇が顕れ…祟りが起こり…「神の宿る石」━━と。
「石屋」とある時点で室町時代あるいは江戸時代の新しい時代の伝承ということでしょうか。「赤い血」とあることから製鉄を関連付けたくもなりますが。
◎血を流した蛇が大蛇であったとすると、それが龍神であった可能性も。つまり「くつな石」は龍神が宿る岩だったのでしょうか。龗神は龍神と結び付くことが多いもの。
◎御神体は形状を見る限り「陽石」であろうと思います。当地の麓に九頭龍神が祀られる葛神社が鎮座しています。当地で往古に祀られていた龗神が葛神社に合祀されたとされます。

*写真は2018年10月、2020年9月、2022年5月撮影のものとが混在しています。


ここまで車で上がって来られます。転回も十分可。

100mとありますが、実際はその半分くらいのように思われます。

イノシン除けのフェンス。

三つ穴の小さなダム。雨天または雨上がりに拝したことはありませんが、それなりの水量があるということと思います。

5分足らずで到着。









案内板


小さな滝も見られます。