素盞嗚神社 (桜井市慈恩寺)


大和国城上郡
奈良県桜井市1359
(駐車スペース有り)

■祭神
素盞嗚尊


「三輪山」の南側山裾より200mほど隔てた小山に鎮座する社。谷地を東西に「泊瀬(長谷)街道」(国道165号線)と「初瀬川」、さらに近鉄大阪線が走っています。鎮座地のすぐ側に「大和朝倉駅」が設けられました。
◎巨石をご神体とした社。おそらくは露出岩盤かと思われますが全容は確認できず。磐座と解しているものもあるようですが、どうにも違うように思います。
草木に覆われ、また拝殿・ご本殿が窮屈に建てられているため大きさは確認できません。御神体と思われる巨岩は高さ幅ともに5~6mといったところかと。奥の方は黙視できないため、背後の様子は分かりません。数10m級の岩盤の可能性も。また左右にも岩盤があり、埋もれた土中で繋がっている可能性も。拝殿・ご本殿ともに設ける必要があったのか大いに疑問。
◎創建由緒等は不明。例祭は大神神社より神職が来て執り行うとのこと。関連があるのかもしれません。また当社より北西の方向500mに玉列神社(大神神社 摂社)が向かい合うように鎮座、当社への遥拝所が設けられています。こちらは密接な関係があると考えてよかろうかと思います。

*写真は過去数年にわたる参拝時のものが混在しています。


社前に小さな公園と一体化した駐車スペース有り。向かって右の赤い鳥居は櫻本稲荷大明神


わずか4~5mの奥行の間に拝殿とご本殿。必要性はないかと思われるのですが。

滑落覚悟で崖を少しよじ登ってみました。

石段の踏み面は20cmほどしかなく、手を付かないと登られません。

ご本殿の背後左右を。