戸隠神社 (奈良市南庄町)


大和国添上郡
奈良市南庄町(詳細不明)
(P無し、下部写真を参照)

■祭神



のどかな農村地帯にひっそりと佇む神社。一帯に戸隠神社が集中的に鎮座し、いずれも表向きは天手力雄命ですが九頭龍神を祀る社。
◎創建由緒等は不明。「東里村各神社由緒調査書」(大正時代)という書には旧称を「九龍大明神」とし、「龍神ト称ヘ旱天ノ時雨乞ヲナス忽チ降雨ノ冥助アリ」と記されています。石灯籠にも「九頭大明神」と彫られています。
◎浅間神社所蔵の「古屋家家譜」においては、天手力雄命と九頭龍神と同神。他にも天石門別安国玉主命とも同神とあります。
◎「添上郡祭神由緒調」(明治時代)という書には、古老伝として「戦国時代に狭川城主の筒井氏が築城の際に狭川戸隠神社より奉迎し城の守護神とした」と記されています。おそらく西狭川町の九頭神社からであろうと思われます。
◎なお小碓命(オウスノミコト、日本武尊)を祀る境内社があります。由緒は不明、当地を通過することがあったのでしょうか。
◎社叢に入るとまず目に入るのが勧請縄。これ目当ての参拝者もいるとか。いい感じにひなびた趣ある古社です。




県道35線より参道があります。ここから先は神社のみなので、参道に停めました(赤い車が自家用車、3ナンバーの普通車、軽なら社前まで行けそうです)


勧請縄