千杉白龍社
(ちさんはくりゅうしゃ)


大和国宇陀郡
奈良県宇陀市榛原高井679
(P無し、40~50m先の四辻に停め置きました、うち二辻は草まみれの歩道)

■祭神 
千杉白龍大神(チサンハクリュウオオカミ)


「高井の千本杉」を祀る神社。旧「伊勢本街道」沿い、「高井」集落の手前、少し入り込んだ丘陵内に威容を放ち鎮座しています。
◎環境庁のデータでは樹齢約500~600年、地上1mくらいのところから確認できるだけで16本の枝幹、高さ45m、幹周り25m。案内板の方はもう少し小さめに書かれています。測定年度の違いでさほど大きさが変わることもないので、測定基準が違うのでしょうか。
◎元々は1m四方の井戸に植樹したところ、株元が癒着してこのような状態になったようです。そして所有者がこれを神として祀ったのが始まりであると。近づくと、とにかくその樹勢に圧倒。自然の生物のエネルギーとは、これほど凄いものかと感じられることと思います。
◎千本杉の手前に新しく掘られた井戸があり、奈良の名水百選に指定されています。

*民間の私有地だそうですので最低限のマナーは守るべきかと思います。「ご神木には触れてはならない」というコラムを書きました。ご神木に触れるということは、「神様の足(根)を踏みつけて身体(幹)をまさぐっている」ことと同じです。特に民間の所有物なので、器物損壊にも該当します。 また井戸を覗くことができるなどとネットでは情報が散乱していますが、もちろん慎むべき行為です。



手前道が「伊勢本街道」。



裏側から。