三十八神社 (榛原上井足)
(みそはじんじゃ)
大和国宇陀郡
奈良県宇陀市榛原上井足2059
(P有、鳥居前までの十分な広さの道有)
■旧社格
村社
■祭神
｢芳野川｣沿いの八咫烏神社の北方に鎮座、水神を祀る社。地名は｢上井足(かみいだに)｣。
◎大和を中心に畿内に多く分布する｢三十八神社｣、主に2系統ありますが、当社は役行者が金峰神社(未参拝)に名だたる三十八柱の神々を勧請して祀ったというのを起源とする方の｢三十八神社｣。役行者が云々という説話の是非はさておき、この系統の神社は仏教との結び付きが非常に強く、当社もその範疇に。神仏分離令を経て現在は廃寺となり、神社のみが残っています。
◎｢芳野川｣沿いには惣社水分神社(上社)・宇太水分神社 中社・宇太水分神社 下社の三社が鎮座、三社の間で神輿渡御が行われますが、当社の前で一旦停まり遥拝してから再び動き出すようです。当社で祀る水神と関係があるのかもしれません。
＊写真は2018年6月と2021年4月撮影のものとが混在しています。
ご本殿は山の斜面に建てられています。