豊日神社


大和国山邊郡
奈良県天理市豊井町天神口(資料によっては豊井町602)
(P無し、社前へ続く道も軽がギリギリ通れる程度なのでご近所に声をかけて停めさせて頂くか、石上神宮から800mを歩くか)

■祭神
菅原道真公


石上神宮の布留山方面の出口から「布留川」を遡り、有名な史跡「布留の高橋」を渡った先が「豊井町」。そこから山手へ300mほど歩いたところに鎮座。境内は「山の辺の道」に沿っています。
◎創建由緒等いずれも不明。「豊日」からいろんなことが連想されますが、当社側は火雷天神(カライテンジン)を祀る社としています。稲妻、つまり稲に豊穣をもたらす神であると。「豊日」に関しては朝日夕日に良き処という意味だそうです(氏子さん一同による社頭案内板)。
◎説はいくつかあるようで、やはり国生み神話に登場する豊日別神ではないかとする説。こちらは猿田毘古神と同神と捉えると、石上大神に道開きをしたとも考えられます。
他には「高橋氏文」には、天皇に料理を奉った豊日連が祖神を祀ったというものも。この場合は「豊火」ということに。
立地的観点、社名などからただの村の鎮守ではないような気もします。

*写真は過去数年の参拝時のものが混在しています。


「布留山」方面へ。

豊井町の村からの入口。ここから先に家は無く、ここに突っ込んで停めるのも有かと。

「山の辺の道」に沿って山側へ。

向かって左手に見える道は「山の辺の道」。