許世都比古命神社
(こせつひこのみことじんじゃ)


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村越555
(P有るが、狭小で普通車はかなり厳しい、すぐ手前の広目めの道路に停め置きがベター)

■延喜式神名帳
許世都比古神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
許世都比古命


明日香村の西外れ、丘陵地に鎮座する社。武内宿禰の御子神、許世都比古神を祀る神社であると考えられます。
◎「三大実録」では第五子とし、「五郎宮」と呼ばれていたとします。ところが記などによると第二子、これはおそらく「御霊」信仰の影響で「御霊(ごりょう)」が「五郎」に転訛したものと考えられています。
◎別説として武内宿禰の七子のうち特に優れ後の大豪族の祖となる五子を「五郎」として祀ったともされます。
◎武内宿禰の御子は以下の通り(Wikiより)。
第1子 … 羽田矢代宿禰 (波多氏)
第2子 … 許勢小柄宿禰 (巨勢氏)
第3子 … 石川宿禰 (蘇我氏)
第4子 … 平群木菟宿禰 (平群氏)
第5氏 … 紀角宿禰 (紀氏)
第8子 … 葛城襲津彦 (葛城氏)
以上は大豪族の祖となった六氏。このうち羽田矢代宿禰を除く五氏であるとのこと。なぜ除いたのかは不明。

◎付近は小高い丘が連なっていて次々と古墳など遺跡が発見される場所。こちらも古墳の上なのかもしれません。

※写真は過去数年の参拝時のものが混在しています。


手前の磐は庚申塚。



祓戸社でしょうか、参道途中に。







「五郎社」と刻まれる石灯籠。

境内奥の少し下ったところに鎮座する弁天社。


大和国高市郡の神社