男神社
(おのじんじゃ)


和泉国日根郡
大阪府泉南市男里1065
(一の鳥居の北側に参拝者用Pか、隣の小学校用Pか不明の場所有、20台程度可)

■延喜式神名帳
男神社 二座 の比定社

■旧社格
府社

■祭神
神日本磐余彦命
彦五瀬命
[配祀] 天児屋根命 熊野速玉神


府下最大の無患子(ムクロジ)の木と、5,000坪にも及ぶ社叢を抱える大きな社。
◎神武軍が「孔舎衛坂(くさのへのさか)」で敗退、五瀬命は矢に当たり重傷。日を背にするのではなく日に向かって戦うことを神武天皇に進言、一行は紀伊半島をぐるりと周り再び上陸するのですが、五瀬命は「雄水門(男之水門)」で失命します。
◎その比定地の一つが当社の旧社地である「浜の宮」(現在は当社の境外摂社)。彦五瀬神の神霊を祀ったものと思われます。神名帳では二座とされているので、元々こちらでは神武天皇が祀られていたのかもしれません。
社名は彦五瀬命が痛みに苦しみ雄叫びを上げたことからとされています。