日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所(茨城県那珂郡東海村)。
施設公開2024に参加しました。
いくつか見たいものがありましたが、そのうちの一つ。
日本初の原子炉 JRR-1です。
(Japan Research Reactor No.1)
もちろん今は稼働していませんが、展示施設となっています。
かつて原子炉だった実物に入れるのは貴重な体験です。
この真ん中のところがまさに原子炉そのもの。
それを間近に見ることができるわけですから、凄いです。
JRR-1の歴史を紹介するコーナーがドーンとあり、貴重なビデオも見られます。
JRR-1 が初臨界を達成した 1957年8月27日のチャート。
当時の雑誌でも紹介されたようです。
原子炉の制御棒駆動装置。
今の原発の制御棒駆動装置はこんなものではないと思いますが、これはシンプルですね。
各種実験用の実験孔。
JRR-1 はアメリカ製です。
いろいろな銘板を見ることができます。
ウェスティングハウス・エレクトリック社の脱イオン式ラインスターター。
原子炉で使用される電動機を起動・制御するための電磁スイッチのようです。
ChatGPTによれば、Sperti Faraday Inc.(ファラデー社)は、米国ミシガン州エイドリアン(Adrian, Michigan)にあった企業。電気ベルや警報装置を製造していたメーカー。これは警報ベル、だそうです。
Atomics International(アトミクス・インターナショナル) 製の シールドドア(Shield Door Assembly)。
ChatGPTによれば、「約 18,144 kg(18トン) → 非常に重い遮蔽ドアであることが分かる。鉛や高密度コンクリート を使用した放射線防護用の厚いドアの可能性がある。」とのこと。この写真だけでそこまでわかるのが凄い。
こちらは壁にあった装置。
原子炉の稼働状況を表示するものでしょうか。
こちらは天井クレーンの銘板。
この写真をChatGPTに見せたところ、下記の回答でした。
「この画像に写っているのは、日本重建株式会社(現・日本重機工業) 製の 天井クレーン です。
🔍 画像のポイント:
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メーカー:
- 「日本重建株式会社」(にほんじゅうけん)と書かれています。
- 日本重建は、日本の重機・建設機械メーカーで、クレーンや橋梁などの鋼構造物を製造していました。
- 昭和31年(1956年)製造 と記載 → 日本初の研究用原子炉「JRR-1」の建設時期と一致 する。
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設備:
- 「5t」 → 5トンの吊り上げ能力 を持つ天井クレーン。
- 「日本重建株式会社」 → クレーンのメーカー名。
- 「昭和31年製」 → 1956年に製造されたことを示す。
- クレーンのモーター(巻き上げ機) も写っている。
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用途(推測):
- 原子炉施設内の重量物搬送 に使用されていた可能性が高い。
- 燃料交換 や 原子炉構成部品(遮蔽扉、冷却装置など)の移動 に利用。
- JRR-1(日本初の研究用原子炉)の施設内 に設置されていたクレーンの可能性がある。」