アルテリア・ネットワークス 阿字ヶ浦 海底ケーブル陸揚局(茨城県ひたちなか市)。
海外との電話やインターネット、どうやって実現しているのでしょうか?
衛星通信?
いやいや、私も昔はそう思っていました。
しかし実際にはこれです。
(Submarine Cable Mapより引用)
このように海外とケーブルで直接つながっています。
海底ケーブルです。
太平洋を横断するなんてとんでもない距離なのに、そのとんでもない距離のケーブルを作り、海底に敷設しているのです。
しかも御覧のように日本ーアメリカ間も1本ではなく何本もあります。
これを知ったとき、驚愕しました。
このうちの1本、Pacific Crossing-1(PC-1)が今回ご紹介する海底ケーブルです。
(Submarine Cable Mapより引用)
日本側は阿字ヶ浦(茨城)、志摩(三重)。
アメリカ側はハーバーポワント(ワシントン州)、グローバービーチ(サンフランシスコ州)。
この4つのポイントを結んでいます。
阿字ヶ浦 海底ケーブル陸揚局は、そのうちの1つ。
東日本大震災のとき、阿字ヶ浦ーハーバーポワント間は切れてしまったようです。
しかし志摩ーグローバービーチ間が生きていて迂回できたとのこと。
冗長系になっていて素晴らしいですね。
阿字ヶ浦の海。
この海の底にケーブルがあり、アメリカまでつながっているなんて知りもしませんでした。
なんだか壮大です。
そんなものを実現してしまうなんて、人類ってすごいですね。
<訪問日:2023年9月>