太平洋を横断:阿字ヶ浦 海底ケーブル陸揚局(茨城) | ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

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趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

アルテリア・ネットワークス 阿字ヶ浦 海底ケーブル陸揚局(茨城県ひたちなか市)。

 

 

 

 

海外との電話やインターネット、どうやって実現しているのでしょうか?

衛星通信?

いやいや、私も昔はそう思っていました。

しかし実際にはこれです。

 

(Submarine Cable Mapより引用)

 

このように海外とケーブルで直接つながっています。

海底ケーブルです。

太平洋を横断するなんてとんでもない距離なのに、そのとんでもない距離のケーブルを作り、海底に敷設しているのです。

しかも御覧のように日本ーアメリカ間も1本ではなく何本もあります。
これを知ったとき、驚愕しました。

 

このうちの1本、Pacific Crossing-1(PC-1)が今回ご紹介する海底ケーブルです。

 

(Submarine Cable Mapより引用)

 

日本側は阿字ヶ浦(茨城)、志摩(三重)。

アメリカ側はハーバーポワント(ワシントン州)、グローバービーチ(サンフランシスコ州)。

この4つのポイントを結んでいます。

阿字ヶ浦 海底ケーブル陸揚局は、そのうちの1つ。

 

東日本大震災のとき、阿字ヶ浦ーハーバーポワント間は切れてしまったようです。

しかし志摩ーグローバービーチ間が生きていて迂回できたとのこと。

冗長系になっていて素晴らしいですね。

 

阿字ヶ浦の海。

この海の底にケーブルがあり、アメリカまでつながっているなんて知りもしませんでした。

なんだか壮大です。

そんなものを実現してしまうなんて、人類ってすごいですね。

 

 

<訪問日:2023年9月>