郡山市ふれあい科学館・スペースパーク(福島県郡山市)。
「世界一地上から高いところにあるプラネタリウム」としてギネス認定されているプラネタリウム。
このビッグアイというビルの上を見ていただくと、ドームが中に埋め込まれています。
ドーム直径:23m
投影機:五藤光学 SUPER-HELIOS
この日見たプログラムは「虹色で見る宇宙」。
どういうことかと言うと、可視光線だけでなく、X線、紫外線、赤外線、電波などさまざまな波長の電磁波で宇宙を観測すると、違った景色が見える、というもの。
てっきり映像番組かと思いきや、全編生解説!
生はいいですね。臨場感があります。綺麗な映像でわかりやすく見せてくれました。
個人的には、原始惑星系円盤を電波で捉えた「おうし座HL星」の姿が衝撃的でした。
理論だけでなく、実際に惑星形成過程を見られるなんて・・・!
その前に、星空生解説もありました。
やはり投影機の星空は良いですね。
残念ながら、地上の夜景も映していたので真っ暗な満天の星空ではありませんでしたが、非常に綺麗でした。
また、ここのプラネタリウムの面白いところは、方角を固定していないこと!
普通、傾斜型プラネタリウムの正面は「南」です。
しかしこの日、正面は「西」。
西の空に日が沈むところから始まりました。
しかしある瞬間に正面は「南」へとチェンジ。これは星座を解説するためです。
最後は、「東」へと変わりました。惑星と太陽が昇るところを見せるため。
方角を変更する時、観客は自分がぐるぐると回っているような感覚に襲われます。
私は非常に楽しいのですが、弱い人は酔うかも?
もちろん SUPER-HELIOS も回転していて、これを見るのも楽しい。
こういうダイナミックな演出、とても素敵です。
解説員が最初、下から現れるという演出もびっくり。
そのあと解説席へ。
そして最後はまた下から現れる!
工夫を凝らした演出です。
非常に良質なプラネタリウムで、またリピートしたいと思いました。
お決まりの古い投影機の展示・・・と思ったら、これ見たことありますよね?
名古屋市科学館にあったアレ(と同型機)です。
「ツァイスの模倣から脱した、日本で創作された全然新しい方式の機械」というのが心意気を感じさせます。星空を見てみたいですね。
さて、この郡山市ふれあい科学館、館内を見ると気づくことがあります。
まずこの景色。
郡山駅がバッチリ見えます。
鉄道ファンなら大喜び。
それだけではない。
Nゲージジオラマ。
プラネタリウムは有料ですが、この展示は無料。
私の大好きな転車台。
そしてこれ。
何なんでしょう、この異常なまでの鉄道推し・・・・
ほかにも運転シミュレーターもありました。
絶対鉄オタが企画した科学館ですよね?
<訪問日:2022年6月>