那珂核融合研究所(茨城県那珂市)。
例の臨界事故を起こした東海村JCOのわりと近くにあります。
核融合炉は、核分裂を用いている原子力発電所とは全く別物です。
太陽で起きているのが核融合反応。これを人間の手で起こしてクリーンなエネルギーを得ようという壮大な計画です。
那珂核融合研究所は年に一度、一般公開を行っています。
核融合炉JT-60(2008年当時)を見学するツアーに申し込むと、JT-60や周辺施設を研究者のガイド付きで見学できます。
訪問した2008年は、まだ旧JT-60でした。次期型のJT-60SAに改修する工事を始めようとしているときでした。
ですので、このツアーの写真はもう見られないものが多いです。
例えば制御室。
PCのモニターが古いですね!時代を感じさせます。
これも新しい制御室では一変しています。
さて、核融合炉JT-60です。
どこを見ているのかわからない、と思いますが、この模型の上の部分を見ていると思えばいいでしょうか?
JT-60は、超高温のプラズマを閉じこめる磁気閉じ込め方式として「トカマク型」を採用しています。その真空容器の断面の模型が外に展示してあります。
また、世界最高温度を記録した、としてギネスブックにも載っているようです。
これは、真空容器のメンテナンス?交換?に用いる巨大な治具だそうです。
詳細忘れました。こういうものまで開発しないといけないんですね。
<訪問日:2008年12月>