イ・ラン著『アヒル命名会議』(2019年)
社会の中で除け者にされている人々の生活をシナリオ、独白、会話などさまざまな形式で描いた。中でも地下鉄駅事故に遭遇したことにより、人生が完全に変わってしまったエキストラ俳優が登場する「手違いゾンビ」が断トツに面白い。
シナリオライターの女性と映画会社の企画プロデューサーとの会話を描いた「セックス・コメディ」や隣の部屋に間違って配達された宅配便を取り返すことに苦労する女性を描いた「後で来てください」も良かった。
「手違いゾンビ」は昨年発売された、斎藤真理子責任編集 完全版『韓国・フェミニズム ・日本』(2019年)に先行して収録されていた。
<終わり>

