嘆きのピエタ(2012年韓国、キムギドク監督)
30年間親の顔も知らず、天涯孤独に生きてきた男イ・ガンド(イジョンジン)。債務者に重傷を負わせ、その保険金で、利子が10倍に膨らんだ借金を返済させる、血も涙もない借金取立て屋である。
そんなガンドの前に、ある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女(チョミンス)が現れる。ガンドは信じず、彼女を邪険に追い払うが、女は執拗にガンドの後を追い、アパートのドア前に生きたウナギを置いていく...
60万人動員
2012年に開催された69回ベネチア映画祭で最高賞の金獅子賞を受けた。韓国映画ではベネチア映画祭、カンヌ映画祭、ベルリン映画祭に代表される世界3大国際映画祭で大賞を受けた最初の作品である。2019年ポンジュノ監督が「パラサイト」でカンヌ・パルムドールを受賞したのは2回目。
<終わり>