皆さん、こんにちは。

佐伯恵太です。

 

昨夜、こんなツイートをしました。

 

 

劇団テレワークさんの本公演

 

第二弾「BestFriends .com」を観たのです目

 

 

もう、衝撃的でしてね・・・

 

 

シンプルに、面白すぎたんです。本当に。

 

 

僕の言葉を信じて、YouTubeで公開されているこの作品をぜひ観てください。

 

 

 

ZOOM演劇については先日のブログでも書きましたし、その中で劇団テレワークさんの第一回公演についても簡単に紹介させていただきました。

 

 

しかしこの第二回公演は、めちゃくちゃクオリティが上がっているというか、もう概念が変わったというか、ちょっと別の次元にいっている感じがします。

 

 

 

会議や飲み会にも使われている「ZOOM」を使ってお芝居を作るわけですから、今までにZOOM演劇やZOOM映画として発表されてきた色々な作品というのは「オンライン会議をしている」とか「オンライン飲み会をしている」というそのままの状況を描いた作品が多かったのです。

 

 

ところがこの作品では、主人公の青年がAIと話したり、友達と電話したり、一人で葛藤していたり、ふてくされて寝てしまったり、時折母親と会話したりと、とにかくもう色々な状況が描かれているわけです。

 

さらには途中に映像が入ったり、夜更けから朝になるという時間経過の演出があったのも衝撃的でした。。

 

ZOOMを使うんだからどうしても、ZOOM通話をはじめてからZOOM通話が終わるまでを描くような感じになるよねって思ってた僕の何周先をいってるんだ・・・

 

しかもこれが生配信で、視聴者がコメントをしながらリアルタイムで楽しんでいるという状況を活かして、ふてくされている主人公を視聴者がコメントで励ます、なんていう参加型の楽しみまで用意されていましたびっくり

 

 

 

作り手の皆さんの、面白いエンタメを作って届けたいビックリマークというまっすぐな気持ちがストレートに伝わってきて、ただただ感動しました。

 

 

潤沢な予算があるわけではないでしょうし、一般的な映画と比べて映像が綺麗なわけでも、誰もが知っている俳優の方々が出演されているわけでもありません。

 

ましてやZOOMという制約もある中で、その制約をものともせず、むしろ活かし切って、純粋に面白いエンタメを届けるということ。

 

作品の中身はもちろんのこと、こういった状況も相まって、とんでもなく感動してしまった次第です。

 

 

そしてこの感じ、何かに似ているなと思ったら、僕が大好きな映画『カメラを止めるな!』でした。

 

日本中にカメ止め旋風を巻き起こしたあの作品の根底にあるのも、逆境を跳ね返し、むしろ楽しみながら、シンプルにエンタメとして面白いものを届けようという研ぎ澄まされた感性、であったように思います。

 

それと同じものを感じました。

 

 

それは、本当に尊いことだし、新型コロナウイルスのおかげで、なんて軽はずみには言えませんが、こんな状況の中で生み出されたエンターテイメントがうちで過ごしている僕たちに、こんなにも楽しい時間を届けてくれた。

 

その事実に、ただただ感謝するばかりです。

 

 

エンターテイメントには、どんな逆境にも負けない力がある。

 

 

エンターテイナーとは、その力を纏って生きていく人たちのことだ。

 

 

そういう人たちがいる限り、エンターテイメントの炎は消えない。

 

 

 

映画館や劇場がいま、大打撃を受けています。

 

その具体的な支援策や、あらゆる人たちが一丸となって、サポート体制を作っていくことも急務です。

 

 

しかしそのためにもまず「エンターテイナーたちがエンタメの可能性を信じる」ことが大事だと、そんなことを思いました。

 

 

エンタメを信じて、エンタメを作って、届けること。それがきっと、エンタメを守るということ。

 

 

そう信じて、僕もあゆみを止めずにいたいと思います。

 

 

 

 

素敵な作品に、感謝です。