パワーアンプの電源ケーブル周りに手を加えてみました
B.M.C.のパワーアンプ『AMP-S1』の電源ですが、以前のブログでも書いたとおりこんな感じの接続になっております。
写真で見るとこう。
ズッと気にはなっていたんですよ。
壁コンセントから延びているOYAIDEのTSUNAMI-GPXも、KOJOのH1Pも、H1Pから延びているTransparentのPowerLink Superも、地べた(床)にそのまま這っており、置いてあり、VIVID AudioのGIYA G1-S2の猛烈な低音の振動に晒されているんだろうなぁ・・・と。
ここ数年、オーディオアクセサリー界隈ではケーブルインシュレータなどと言う製品が溢れているのに、コイツらにはそれらの製品で対応が出来ていないなぁ・・・と。
と、いうわけで、先日のインターナショナルオーディオショウに触発されて、ちゃんと対応をしてみようかなと重い腰を上げた訳です。
実は以前からケーブルインシュレーターの設置はしないとな・・・・と、audioquestの独特なケーブルインシュレーター『Fog Lifters』は購入済みだったのですが、どのケーブルに使うか迷ってたんですよねぇ。
で、検討の末Fog LiftersはTransparentのPowerLink Superで使用することにして、OYAIDEのTSUNAMI-GPXをどうるすか。
KRYNAの『Helca1』を買って使おうか迷いましたが、出来ればヨドバシの余っているポイントで買ってしまいたいので、ヨドバシではなぜか取り扱いの無いHelca1ではなく、最近発売したaetのケーブルアイソレーター『EVO-CI0650NI』を試してみることにしました。
まずはOYAIDEのTSUNAMI-GPXにEVO-CI0650NIをクルクルと巻き付けて、改めてKOJOのH1Pに接続。
次にFog Liftersを組み立ててPowerLink Superの下に設置します。
ただ、ケーブルの長さと経路を考えると8個あるFog Liftersのうち3個程度しか使わないので、どうせならKOJOのH1Pにも使ってしまおう・・・と。
なんかH1PとPowerLink Superに脚が生えたみたいで虫みたい(笑)。
ちなみにFog Liftersはあと2個余っていたので、B.M.C.のDAC1PreとAMP-S1をCI接続しているZONOTONEのバランスケーブル『Royal Spirit AC-1』が少し床を這っていたので、そこに使用することに。
さてさて、これで設置は完了したので何曲か聴いてみましょう。
まずはケーブルがGIYA G1の低音からどんな影響を受けていたのか知りたかったので低音がたっぷり出る作品を。
SPIRAL CIRCLE / HELGE LIEN TRIO
7曲目の「TAKE FIVE」から。
出だしのドラムソロ、バスドラムの強烈な低音が楽しいのですが、とにかく低音が出まくります。ボリュームを上げれば近所迷惑レベルに。
で、いつも通りそこそこボリュームを上げて聴いてみると・・・・なるほど、今まで聴いていたバスドラムの低音はほんの僅かではあるけれど濁っていたのかもしれない。
今まで聴いていた音と比べると、僅かではありますが音の輪郭がより鮮明になって立ち上がりが鋭くなりました。
次はクラシックで。
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》 / グスターヴ・ドゥダメル指揮・シモン・ボリバル交響楽団
出だしのファゴットの音色がスーッと綺麗に立ち上がり、ファゴットの響きの余韻が四方に綺麗に展開し、今までよりもステージの奥行きと幅が広がっているように感じられます。
そして曲が進行して大太鼓や各楽器が最大音で展開されても高域が大太鼓の重低音で霞むこと無く、どこまでも綺麗に伸びていきます。
なるほど、パワーアンプの電源ケーブルを床の振動から解放するとこういうことになるのか・・・・。
・・・・もっと早くやっておけば良かった・・・・
なんか見た目はスゴいことになっちゃったけど。